こんにちは、マールです。
池袋で開催中のルピシアの第6回 ダージリン・フェスティバル2011~世界の新茶まつり~に行ってきました。
春摘みの新茶(ファーストフラッシュ)中心のティーテイスティング会となっていて、毎年この時期に開催されています。
今年はダージリンは全39種類、他に緑茶、白茶、中国茶、チャイ等のテイスティングが出来ました。
販売所では、ルピシアならではの地域限定販売の個性的なフレーバーティーも買えます。
こちらが、ルピシアのテイスティングチャートです。
ルピシアのオリジナルブレンドの「ダージリン・ファーストフラッシュ2011」を基準として、そこから香りと味わいの傾向で4つに分けられています。
- フルーティー
- 南国系のフルーツのような香りと味わい
- フラワリー
- ツツジのような感じから強くなってくるとマリーゴールドのような香りになってきます。
- ライトボディ
- 森林の中のようなすっきりとした香り、レモンバーム等のハーブティーのようなすっきりとした後味
- フルボディ
- 香ばしい香りと強めの後味、強くなると独特の個性的な後味に感じます。冷めると渋みが強くなってきてしまうので、淹れたてでないと本来の味はわかりにくいです。赤ワインの「フルボディ」からきていると思われますが、確かに似ているなぁ、と思いました。
早速ですが、その中でもお薦めの茶葉を列挙してみます。
気になった茶葉のは、淹れたて直後としばらく置いてあったものと2回試飲してみました。
(あくまでも、個人的な好み中心なので参考程度にして下さいね。)
お薦め#1
ダージリン・ファーストフラッシュ2011″クラシック” #1193
DARJEELING FIRST FLUSH 2011 “CLASSIC”
1,800円/50g
「果実のように深い香りと甘く優雅な味わいが堪能できる、上質な春摘み紅茶のみのブレンド。」
フルーティー度:4.5 フルボディ度:3
マンゴーやパパイヤ等の色々なドライフルーツが合わさったような香りと味わいのある紅茶です。
淹れたて直後は特にフルーツの香りが漂います。また、冷めても渋みが余り出ず香りも持続するので、何か作業しながら淹れて飲むのにも向いているような気がしました。今回はこれを自宅用に買って帰りました。
お薦め#2
ノーストゥクバー #1102
NORTH TUKVAR, SFTGFOP1 2011-DJ6
2,800円/50g
「フルーツのような風味と、明るくさわやかな飲み口が魅力的なダージリン春摘み紅茶です。」
フルーティー度:2.5 ライトボディ度:4.5
シトラス系の香りが夏向きのダージリンです。
かすかに甘い草の香りもします。
個人的にはお薦め#1ですが、うちのメイドさんはちょっとすっきりし過ぎて物足りなかったようです。
アイスティーにしたいとも思ったのですが、淹れてからしばらく経つと香りが弱くなってくるので余りアイスティーには向いてないのかなぁ、とも思いました。
お薦め#3
アリヤ #1119
ARYA, FTGFOP1 2011-DJ22
2,600円/50g
「焦がし砂糖のような甘みと香ばしさが、名園の春摘み紅茶ならではの贅沢な味わいを引き立てます。」
フルーティー度:7.5 フルボディ度:5
春摘み茶は繊細な紅茶が多いのですが、こちらは非常に香ばしい香りと濃厚な味わいです。蒸らし時間が1.5分と短めです。砂糖をいれてなくても黒砂糖をほんのり足したような甘みがあります。
冷めてくると、常温になってしまったフルボディの赤ワインに似たエグ味が出てきてしまうので、淹れたらすぐ飲むと言う紅茶かと思います。
お薦め#4
グレンバーン #1119
GLENBURN,FTGFOP1 2011-DJ9
3,500円/50g
「花や蜜を思わせる甘い香りが深く長い余韻を残す、ダージリン春摘み紅茶の最高級品。」
フラワリー度:8.5 ライトボディ度:8
個人的にもっとも初摘み(1st)らしい茶葉と感じたのがこちらでした。
ツツジの花の香りとその蜜のような味(昔、植え込みのツツジの花の蜜を舐めて叱られたり、とかありませんでしたか?)が上品に添えられているような感じです。
ただ、ネックなのはその価格でして…手軽に購入する、と言うには躊躇する金額になってしまってますので#4にしました。
一般的にダージリンと言えば、アッサムと同じように紅茶の中でもしっかり目の味、と言うイメージがあるようで、基準となっている「ダージリン・ファーストフラッシュ2011 #1191, 1,050円/50g」も一般的な「紅茶」と言うイメージからするとややフルボディよりかなぁ、と感じました。
初摘みダージリンの繊細な味が判らなくなるので、最初にフレーバーティーやアイスティー、麦茶等は飲まない方がより良いテイスティングが出来るかな、と思ってます。また、最初はライトボディの種類から試飲していかないと、後から皆同じ味に感じてしまい、差が判らなくなってしまう気もしました。
後、あくまでもスタッフさんに余裕がある時だけですが、試飲してぬるくなっていると感じた場合ルピシアのスタッフさんに声をかけると淹れたてを作ってくれます。
事前予約が必要、と参加に若干手間がかかりますが、それ以上に貴重なティーテイスティングの場ですのでお薦めのイベントです。各地で開催されているようですので、気になるようでしたら、是非公式サイトをチェックしてみて下さいね。